クラウドが加速してきた
(本来の意味の)クラウドが加速してきました。 「本来のクラウド」という意味は、巷で氾濫している、 ブームに便乗するために旧来のサービスの呼び方を変えただけの「クラウド」でなく、 電力が(30年という年月をかけて)自家発電から中央発電に変わっていき、 その過程で劇的にコストが安くなったことにより、 多くの製品が電力を使って動くようになり生活様式まで変わった のと同じように、 コンピューター(CPU、メモリ、ディスク、ネットワーク)の利用コストが 劇的に下がって(=どれだけ使っても気にならない)、利用形態がかわり、 生活の少なくない部分を変化させることです。 現在は、まさに利用コストが「どれだけ使っても気にならない価格」に向かって、 下がり続けている状態です。 前回の記事で、立派な仕事をしてくれるサーバーの費用がわずか時給11円と書きましたが、これは1年後には時給5円になっているでしょう。 さらに5年後には1円以下でしょう。 細かい計算は省きますが、天天STUDYのようなサービスでいうと、 100万人がサービスを利用したとしても、 そのサービスを運用するためのハードウェアコストは 月間5万円で済んでしまうと予測されるのです。 これって、本当に凄いことです。。。 ちなみに私は、どんなクラウドを使っているかというと、 今は多数の選択肢の中から、コストとパフォーマンスが最適と思われる、 ソフトバンクのホワイトクラウドHaaSを使ってますが、 ミニマム構成のコストは安いですが、 利用者が増えて拡張しようとした場合の柔軟性が低く(例.メモリ上限=2GB)、 コストも安くなくなってしまうのが難です。 今後は、さくらインターネット、AWS(Amazon Web Service)が 本格的に参入してくるとのことで、そちらに注目しています。 特にさくらインターネットには期待大。 http://www.atmarkit.co.jp/news/201011/17/sakura.html 『使い慣れた環境から移行するのは面倒だし、 ちょっとくらい安い価格を提示する程度では移行する気にはならないかもしれない。 しかし、2分の1とか3分の1とか、 そういう圧倒的な価格差があれば移行を促すことができる』(田中社長) あ、そうそう。関連して「光の道」構想。当然B案に賛成です。 http://www.softbank.co.jp/hikarijp/ 変化の早い時代に、構想(ビジョン)を描いて実現していくには、 NTTやKDDIのサラリーマン社長では力不足。 孫さん、頑張れ!